新潟散歩

◆6月上旬、たんぼ一面に張られた水に、稲の苗が植えられた。晴れた日差しが棚田を照らすと、そこにそれぞれの風景を映し出すのである。
◆周辺は静かに見えるが、ここではウグイスを始めいろいろな鳥の声が乱舞し、カエルの鳴き声もよく聞こえる。

◆新潟県十日町市の西部、松之山街道が通るこの地域は、日本有数の棚田の地である。
◆松之山温泉の周辺や、さらに高地の蒲生、峠、儀明地区など多くの棚田が見られる。

◆下からはほとんど分からないものだが高台の隙間や開けた所からは良く見える。場所がら、ほとんどが棚田なのである。
◆ちょうど見える場所とおぼしき所は、その場所だけ皆が歩いたりするのだろう。草が不自然に無かったりして何となく判るのも面白い。
◆また、大きな棚田が見下ろせる撮影スポットへは、主要道路に案内看板があるが、せまい道が多いので結構通り過ぎてしまったりする。秋の刈入れ時期にも行ってみたい。

◆関越自動車道の塩沢石打ICで下り、県道28号に出たら右折する。すぐにぶつかる国道17号を南下し、次に交差する国道353号を右折する。途中、十ニ峠トンネルを抜け高度を増し、やがて飯山線を越える。さらにくねる国道を登っていくと池尻の交差点に着く。
◆ここを基点に、あちこち大小の棚田が点在している。