◆関東地方に点在する ぼけ封じ関東三十三観音霊場と御朱印を紹介しています。<p1/5> 札所1番〜7番
【写真上】は1番・潮音寺と「観久山」の扁額。札所唯一、日蓮宗の寺院である。本堂前の柱には龍の彫り物が巻きつけられている。境内はいつもきれいに整備されており、ダリアなど色々な花も咲いている。縁起に寄ると大同年間の草創で当時の武士・都筑刑部久能氏の庇護に始まると云々。
【写真右】は、駐車場脇に奉安されたぼけ封じ観音で、一般的なぼけ封じ観音のデザインである。ここから北西に5〜6分進むと成田山がある。
















【写真上】は2番・延寿院と「子ノ神大黒天」の扁額。本尊は大黒天である。
【写真右】は、岩のくり抜いた部分に七福神が奉安されている。写真左は、本堂右手に建つ観音堂内に奉安されているボケ封じ観音で、全身白色は珍しい。寺は手賀沼の北側にあり、すぐ近くには子の神古墳群や水神山古墳があり、歴史探索も良い。また、手賀大橋を渡り、南に進むと6番の寿量院に続き、16号を西に進むと7番の長泉寺へと続く。







寿







【写真上】は3番・八街不動院と寺名の扁額。成田山新勝寺の八街分院となる。境内の洗心池には錦鯉が泳ぎ、川崎大師にも見られる鶴の噴水がある。写真左は小屋に入ったぼけ封じ観音。
【写真右】は、不動院の山門で朱塗りの柱が特徴で左右にあうんの金剛力士像が立つ。八街市は落花生の産地でもあり、あちこちに売店が見受けられる。寺は国道409号沿いにあり、圏央道の東金ICからのアクセスが良い。また国道を北に進めば20分程で1番の潮音寺である。













【写真上】は4番・最上寺と「普和山」の扁額。本堂には不動明王が安置されている。寺は670年頃、役行者が当地に訪れた際に開かれたと云う。
【写真右】は、本堂右手の石段の途中にお堂に入ったぼけ封じ観音がある。石段の上には観音堂が建ち、十一面観音を安置する。写真左はそのぼけ封じのお堂内。ほとんどが境内や裏山に露座で奉安されているので、堂内は珍しい。ここから2〜3分で海浜公園や海水浴場も近い。寺は関東36不動32番の札所を兼務する。











【写真上】は5番・威徳院と寺名の扁額。寺は真言宗智山派で、高台を走るJR内房線の更に上側に建つ。下を通る外房黒潮ラインからは寺への道はどこも狭く、徒歩での参拝が無難。西側には真浦神社が建つ。また境内の石塔の中には、元禄年間に起きた地震と津波の顛末が、天保年間に立てられた供養塔に刻まれたものがある。
【写真右】は、境内の鐘楼堂からは太平洋が眺望できる。南に進めば和田漁港やローズマリー公園も近く、海べりのフラワーラインを走るのも爽快である。















【写真上】は6番・寿量院と「無量山」の扁額。縁起によれば、昭和45年頃出来た白い本堂は、蓮の花をモチーフと云い四方に宗紋が入る。本尊は阿弥陀如来坐像である。
【写真右】は、手入れされた庭や手水場があり真ん中に十三塔が立つ。写真左は、ボケ封じ観音で本堂前の階段右のお堂内に安置。寺は手賀大橋から県道6号4kmほど南下した塚崎公園の向かい側を進むと奥に白い本堂が見えてくる。










【写真上】は7番・長泉寺と寺名の扁額。前庭に地蔵尊と多数の奉納地蔵が並ぶ。右側にはぼけ封じ観音の奉納幡が立つ。また庭園があり十三塔や兼六園と同じ琴柱(ことじ)灯篭が立つ。
【写真右】は、白壁に挟まれた四脚門で、左右にケヤキの大木が立つ。左の写真はボケ封じ観音で一般的なタイプで足元に思慕の像が寄り添う。寺は常磐道柏ICから4kmほどの香取神社の隣りにあり、そのまま東に進むと手賀沼に続く。