◆埼玉県内に点在する武蔵国十三佛霊場を紹介しています。 p2/2
【写真上】は、圓光寺と境内入口に建つ仁王像。寺は滑川町の県道47号の南側丘陵の伊古地区にある。北側も丘陵となりどちら側にもゴルフ場が点在する。寺の塀は板張りの違い張りで風情がある。境内には石楠花や百日紅がある。本堂右手の庫裏では日当たりの良い窓辺に数匹の猫が昼寝をしている。国道沿いに南下すると広大な国立の森林公園があり、その先の47号バイパスに乗り国道254号を過ぎると浄光寺も近い。【写真右】は境内に咲くペラルゴニウム。他にも多種の草花が咲いている。














  
【写真上】は大聖寺で国道254号の下里地区からそばを流れる槻川沿いから見える。近くには道の駅「おがわまち」があり、地元和紙の紹介や紙すき体験なども出来る。寺は丘陵につながる一本道を上ると山門にぶつかる。境内には大きな石楠花の木や、バラ、ミヤコワスレ、キスゲ、シャガなど多種の花が咲く。本堂を奥に進み観音堂への上り途中に十三佛の本尊がある。【写真右】は寺前の石灯籠で、向側の丘陵地帯には「仙元山見晴らしの丘公園」がある。













  

【写真上】は高勝山 長福寺で阿弥陀如来を担当する。寺は旧国道254号飯田から南西に入ると高台に建つ。南側には飯田川が流れている。寺への上り参道から境内にかけては沢山の矢車草が咲く。他にも、コデマリ、ツツジ、花菖蒲などもあり、みな毎年増えているという。本堂前を左に行くと墓地と十三佛の本尊が並んでいる。【写真右】は境内に咲くナンジャモンジャの花で、高さ3mほどの木できれいに咲いている。












  

【写真上】は高蔵寺で、県道184号の今市地蔵前からほど近い。その地蔵堂も管理。山門を潜ると十三佛本尊がずらりと並んでいるが、その内7体は平成初期に盗難に遭い、後に寄進者に寄り石像が祀られている。寺は柳沢吉安公(後に松平吉安名を賜る)の祖父の菩提寺でその縁起も伝承。気さくな住職が縁起を説明してくれる。【写真右】は境内咲く白いテッセン。他にもツツジや松葉菊なども咲く。県道184号を南下すると大聖寺方面に通じる。












  

【写真上】は瑠璃光寺で国道17号の深谷市稲荷町から北に800mほど進んだ所にある。寺の西側には唐沢川が南北に流れ、下流で小山川と合流しその先で利根川に注ぐ。境内には大きなイチョウの木が沢山あり、紅葉時期も良い。【写真右】は庫裏前に咲く南天の花。他にもサツキが多く咲いている。かつては石楠花が群生していたというが今は全てサツキに変わったという。寺は関東91薬師39番の札所を兼務する。また国道17号で東に向かうと次の常光院も近い。












  

【写真上】は龍智山 常光院で、厄除け大師としても有名。県道83号の上中条交差点の北側にある。本堂は木造書院造り茅葺屋根で、境内には朴の木やクロガネモチ、松、ケヤキ、杉などなど高い木が多く、それらの日影が参拝者たちの涼となっている。寺は、ぼけ封じ関東33観音、関東百八地蔵、関東91薬師などの札所を兼務する。【写真右】は常行院門前の白壁と掘割、そしてサツキの群生で、寺に近づくと真っ先に目に入り参拝者を迎えてくれる。