◆那須地方に点在する 那須三十三観音霊場と御朱印や御姿などを紹介しています。<p5/5> 札所29番〜33番



















本尊・十一面観世音
 【写真上】は宝蔵寺と "高根山"の扁額。本尊は不動明王を安置す。境内のカヤの木は樹齢220年以上で市指定の樹木となっている。寺は那須観音霊場の一番南側に位置する。
【写真右】は境内右手の高台に建つ観音堂と手前に立つ石灯籠や大師修行像。大師像の右手に朱印所があるが授与は自分で行う。



















本尊・馬頭観世音
 【写真上】は、馬頭院と "武茂山"の扁額。縁起によると1200年代に開創時は本尊が地蔵だったが光圀公が来て本尊が馬頭観音に改めたと。その時の記念樹が枝垂栗だと云う。
【写真右】は、本堂右手に建つ馬頭観音堂で不動明王、毘沙門天も安置す。近くには温泉施設や道の駅等もあり南側には武茂川が流れ那珂川に注ぐ。























本尊・子安観世音
 【写真上】は、總徳寺と "宝珠山"の扁額。本尊は聖観音で、蓮と赤子を抱いた坐像である。開基は1200年代と云う。本堂屋根の金色のホコが特徴。寺は国道461号の大山田郵便局から少し脇道に入った高台に建つ。【写真右】は境内右側に立つ地蔵菩薩像、左に忠魂碑、右手に不動明王像等の石仏が奉安されている。






















本尊・如意輪観世音
 【写真上】は、松慶寺と観音堂に掲げられている "如意輪観世音"の扁額。創建は1500年代半ばと云われ本尊は大日如来を安置する。
【写真右】は本堂右手に建つ観音堂で不動と地蔵の脇侍が添う。お堂左右の長押の上には龍をモチーフにした銅板が嵌め込まれている。寺は31番から10分ほどと近い。



















本尊・千手観世音
 【写真上】は、光照寺と寺名の扁額で本尊は阿弥陀如来。寺は関東88ヶ所27番や八溝七福神の弁財天、ボケ封じ観音21番を兼務する。1月には聖徳太子祭が開催されると云う。
【写真右】は、本堂の向かい側に建つ観音堂で、蓮華王殿の額が掲げられている。堂前には那須観音結願所の石碑やマニ車付き千手観音塔婆石が立つ。