◆秩父地方に点在する 秩父十三佛霊場と御朱印や御姿などを紹介しています。<p1/2>

















 ◆十三佛始めの萬福寺は皆野町皆野にあり、真言宗の寺院で十三佛の不動明王を奉安する。国道140号の親鼻地区の通り沿いに建つ。1番目という事で、朱印帳や十三佛の掛け軸なども扱っている。
【写真右】本堂右手に建つ呑龍堂で、4月29日には祈願法要が行われる。寺の左側と山門前が駐車場となっている。近隣には観光農園もある。また東側を皆野寄居有料道路が走り「皆野長瀞」インターも近く寄居からのアクセスも良い。







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 ◆宝円寺は、小鹿野町両神薄地区にあり臨済宗南禅寺派の寺院で、十三佛の釈迦如来を奉安する。県道279号より北に入った高台に建ち、静かで眺望が良い。
【写真右】は山門と石垣がある。境内には芝桜や多種の花木が咲く。石段両側には南天が植えられ冬には綺麗に色づく。地区にはふるさと総合会館があり観光情報などが得られる。また前の県道沿いには薄川が流れており、上流は両神山の麓へと続く。







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 ◆文殊堂は、小鹿野町伊豆沢地区にあり、伊豆沢川に沿って道を上り奥の二股に分かれた所まで来ると、鬱蒼とした森の中の高台に建つ文殊堂に着く。二股は、文殊峠と地蔵峠に繋がっている。お堂は裏手に諏訪神社があり、2/11には祭礼と神事が行われる。
【写真右】は文殊堂前に建つ標石と諏訪神社の鳥居で、潜って石段を上がると文殊堂となる。ここから2kmほど戻ると朱印を管理する雲龍寺がある。













 ◆4番目は十三佛の普賢菩薩を奉安する宝林院で臨済宗南禅寺派の寺院である。荒川に架かる巴川橋を渡りミューズパーク方面に行く県道209号に入ってすぐの久那地区の高台に建つ。
【写真右】境内に建つ普賢堂。寺はボタンや八重桜、サザンカ、また時期にはハスも咲く。また、普賢堂からは武甲山が望めるなど眺望も良い。














 ◆徳雲寺は、臨済宗南禅寺派の寺院で十三佛の将軍地蔵菩薩を奉安する。国道299号の中蒔田から、蒔田川沿いの細い道を北に進むとすぐに寺が見える。
【写真右】は徳雲寺の山門をくぐった右側に建つ地蔵堂で通称・おちんこ地蔵と呼ばれ木像である。周囲は木々に囲まれ静寂な装いを呈している。山門前には駐車場と納経所の看板が立っている。東側には県道44号とその先には荒川が流れている。














 ◆源蔵寺は曹洞宗の寺院で十三佛の弥勒菩薩を奉安する。国道140号沿いの大野原地区にあり、秩父鉄道の大野原駅からも近い。大木がないので日当たりが良い。
【写真右】は時代を経た山門で二階には鐘楼があり、手前のお堂は珍しい六角で石仏の馬頭観音を安置する。そばにはシランの群生が咲く。また、寺から東に抜け横瀬川沿いの県道11号に出ると秩父観音札所や高篠温泉郷がある。







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 ◆法養寺は、昔からの薬師堂と山門が残る古刹で県道37号沿いの両神地区あり2番目の宝円寺も近い。通常無住で小鹿野町の十輪寺で朱印の管理を行う。寺の西側には四阿屋山があり、それがこの寺の山号にもなっている。
【写真右】は重層式の山門で左右にあうんの金剛力士像を安置。そばに「日本三体薬師尊」の標石が建つ。近隣には、温泉、キャンプ場、花菖蒲園、福寿草園などの見所満載である。