◆秩父地方に点在する 秩父十三佛霊場と御朱印や御姿などを紹介しています。<p2/2>














 ◆上は8番目の瑞岩寺と "福聚海無量"の扁額で観音経の偈文の一節になる。寺は秩父市黒谷地区にある曹洞宗の寺院で十三佛の観世音菩薩を奉安する。国道140号の美の山入口から東に入ると山門前に建つ地蔵菩薩石像が目に入る。
【写真右】は高台にある寺院を石垣が囲んでいる。道を進んで県道82号を北上すると、秩父1番の四萬部寺を通り、先を進むと9番目の医王寺へと続く。


















◆医王寺は秩父市三沢地区の高台に位置し、真言宗の寺院で十三佛の勢至菩薩を奉安する。瑞岩寺のように石段の上に山門が建つ。毎月23日に護摩供養が行われるので二十三夜寺とも呼ばれている。
【写真右】は本堂から見た境内で屋根が皆赤く塗られている。また正面の山は大霧山(767m)で中腹には秩父高原牧場がある。















 
◆阿弥陀寺は曹洞宗の寺院で、秩父荒川贄川地区にあり国道140号からも近く、高台に建つが道はかなり狭い。境内はきれいに整備されている。前の石灯籠は、かつて増上寺のを移設した歴史あるもの。
寺の周囲を見渡していると穏やかな時間が過ぎてゆく。国道の南側には道の駅「荒川」や秩父札所30番の法雲寺も近い。北に進むと十三仏霊場の寺院が散在する。













 ◆国道140号沿いにある太陽寺入口から大血川上流に沿って細い道をくねりながら7kmほど奥まで上がって行く。宿坊もあるが、それは泊まりたい宿坊の第一位だという。【写真右】の本坊の右手に石段があり、その上に十三佛のアシュク如来を奉安するお堂が建つ-写真上。更にその右奥に座禅坊が建ち、寺は5km四方に民家なし、静寂そのもので石楠花の寺としても有名。朱印所は本坊にあるが無住の時期は秩父30番の法雲寺が兼務。














 ◆昌安寺は曹洞宗の寺院で通常無住、秩父27番の大渕寺が納経所となる。国道140号の浦山口から県道73号に入り浦山ダムを右手に見て、秩父さくら湖沿いを進み、毛附トンネルの脇道を上に行くと集落の中に昌安寺が建つ。十三佛の大日如来のある大日堂は、トンネル先から橋を渡り、浦山川沿いに約800mほど進むが、まだ崩落した残雪がある為お堂へは夏まで通行不能という。【写真右】は境内の桜で4月後半に咲く。
















 ◆虚空蔵寺と "虚空蔵大菩薩"の扁額。寺は秩父市上宮地町の高台に建ち、無住で大野原駅近くの広見寺で管理と朱印を扱う。木々の間から市内や荒川に架かる秩父ハーブ橋が望める。境内には4月末でも残雪がある。
【写真右】は本堂前側の向拝に彫られた手の込んだ細工物。また、寺前の道を更に上がって行くと農園ホテルや聖地霊園が広がっている。

3番目・文殊堂の納経所である雲龍寺で、
原町の県道209沿いに文殊堂への案内板がある。

7番目・法養寺の納経所である十輪寺は小鹿野町交差点
の北側にあり、古い奉納扁額類が多数見られる。

12番目・昌安寺の納経所、大渕寺で秩父27番である。
大渕寺門前を走る鉄道は土日に蒸気機関車が通る。

13番目・虚空蔵寺の納経所となる広見寺で
秩父曹洞宗の道場として20ヶ寺を越える末寺を有する。


宝林院から北に進み、高台にあるミューズパークから武甲山を望む。