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◆関東地方に点在する坂東三十三観音霊場と御朱印を紹介しています。<p2/5> 札所8番〜14番 |
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【写真上】は8番・星谷寺と寺名の扁額。境内にはケヤキの大木や、あ・うんの仁王像が目に入る。石畳の境内は良く整備され木々の手入れも行き届いている。また星の谷七不思議なるものがあり、それらをお参りするのも良い。本堂の欄間には天女の画があるが、14番の弘明寺でも天女の画があるので違いを観るのも楽しい。寺は関東91薬師18番の札所でもある。本尊は聖観世音で星の谷観音と呼ばれている。
【写真左】境内にキンカンの実がたわわになっている。寺は小田急小田原線座間駅西口を出て、北に向かうと7,8分で着く。東側には座間谷戸山公園が広がり市民の憩いの場となっている。番号印は9番と同じ白抜きである。 |
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【写真上】は9番・慈光寺観音堂と「大悲閣」の扁額。駐車場から階段を上がると山門がある。山門を潜り境内右側には鐘楼堂が建ち、正午には住職が鐘をつき、般若心経を読誦する。ときがわ町の県道172号の宿交差点を北に向い、くねりながら都幾山を登って行くと参道脇にはシャガやツツジの群生がそこかしこに見られる。本尊は十一面千手千眼観音。
【写真左】は、本堂左手から道路を渡り観音堂に続く石段。手前側にはツツジ、石段の上の鬱蒼とした所からはシャガの群生が見られる。寺は関東91薬師14番や入比坂東33観音のご朱印も頂ける。また宿交差点を南に行ったくぬぎ平地区には秋海棠の群生地があり、咲く時期には観光客が押し寄せるが駐車場は微小なり。 |
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【写真上】は10番・正法寺と「巌殿山」の扁額。県道から脇道に入り、細く長い直線の続く登り参道がある。その門前も栄えていた時期もあったようだが、今はお休み処も僅かに1,2軒残るのみで静けさが漂う。本尊は千手観世音で岩殿観音と呼ばれている。
【写真左】石段を登ると見える岩殿地区。周辺には子供動物自然公園や大学、そして多くのゴルフ場が点在する。車では寺の南側に県道212号が通っているので、そこから徒歩で細い下り道を本堂の屋根を眼下にしながら、降りる方が近い。寺は関東108地蔵の13番を兼務する。 |
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【写真上】は11番・安楽寺と「岩殿山」の扁額。樹々に覆われた本堂上部の欄間には虎の彫り物があり、左甚五郎の作とされる。その本堂や仁王門、三重塔などは兵火により焼失し、江戸期に再建されたもので、時代を経ているのが分かる。かつてこの地区に源範頼の館があった所から御所の名が付いたと云われる。現在その館跡地には息障院が建っている。本尊は聖観世音で吉見観音と呼ばれている。
【写真左】の左側は境内に咲く秋明菊。秋の紅葉もきれいである。南西側には名称:吉見百穴、北東側には人造湖の八丁湖があり地域の憩いの場となっている。また寺は関東88ヶ所75番や東国花の寺百ヶ寺18番も兼ねている。 |
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【写真上】は12番・慈恩寺と「慈航普渡」の扁額。寺は華林山 最上院 慈恩寺と称し天台宗の寺院である。縁起によると824年に慈覚大師・円仁によって開創され、千手堂が主であったが、盛栄時には60を越える塔頭があったという。本尊は数度の火災に遭い、寛永年間に天海僧正により比叡山より来たものという。本尊は千手観世音で慈恩寺観音と称す。
【写真左】は、毎年境内で催される菊祭りで大勢の参拝者が訪れる。境内には玄奘三蔵法師の霊骨堂や天正年間に作られた南蛮鉄灯籠などもある。近くには名勝・吉見百穴などもある。なお朱印で本尊名の場所が、寺院名となっているのは珍しい。 |
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【写真上】は13番・浅草寺と寺名の扁額。早朝から一日中参拝者が絶えない。参道も特に土日は人でごった返す。また近年外国からの観光客も増えており、多種の言葉も行き交っている。本尊は聖観世音で浅草観音と呼ばれている。
【写真左】は五重塔と中門で、五重塔の開建には文学者幸田文氏の尽力があったと云う。寺は江戸33観音の1番を兼務する。また本尊の観音さまは、かつて飯能市岩淵の岩井堂の観音さまが水害で流され隅田川を下り、浅草の漁師の網にかかったとして、今に至る。その後、代りの観音さまが浅草から岩井堂観音に勧請されているという。 |
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【写真上】は14番・弘明寺と「瑞應山」の扁額で、南向き小高い丘の中腹に建てられ周囲の道は狭く平地はほとんどない。寺の西側はすぐ京浜急行の弘明寺駅となる。境内には七ツ石という石群が置かれそばに縁起が書かれている。本尊は十一面観世音で弘明寺観音と呼ばれている。
【写真左】は観音堂南側の石段下に建つ山門で、この南側には更に低くなりながら門前の店が連なり賑わっている。寺は武相28不動の18番を兼務。因みに武相28不動は1番・川崎大師平間寺で、28番は高幡不動金剛寺となっている。 |
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