◆神奈川、東京地方に点在する 武相二十八不動霊場と御朱印を紹介しています。<p2/5> 札所7番〜11番
【写真上】は7番・興禅寺と「光明院」の扁額。本堂正面には汚れ止めのシートが敷いてあり雨の日参拝の心遣いであろう。開帳時期には本堂内で参拝と御朱印を受ける。左手の木々の奥には薬王殿(写真左)が建つ。寺は高田町の丘の中腹にある。
【写真右】は通りからの参道で、木立が程よい日影となっており奥の山門へと誘う。右手の白い像は横浜七福神の福禄寿となる。寺の西側には准秩父観音28番の塩谷寺も近い。興禅寺は27番を兼務。



































【写真上】は8番・金蔵寺と「清林山」の扁額。縁起に寄ると、開山は智証大師で上野寛永寺末と云う。境内には御開帳の旗、本堂には五色の幕や紫の宗紋旗が下がる。また同時に関東不動の御開帳時期とも重なり、バスツアーで大勢の参拝者も訪れ、内陣での読経が境内に響きわたる。境内には鐘楼堂や如意輪観音を安置する観音堂も建つ。
【写真左】は山門で、宗紋の入った白い旗が掲げられている。寺は関東36不動5番や准秩父34観音3番の札所を兼ねる。本堂前の六角灯籠はかなりの化粧が凝っていて、屋根には宝珠や水煙の透かし彫りも付く。
【写真上】は9番・西方寺と「常寂光」の扁額。山に囲まれた中に茅葺の屋根が風情を醸し出している。武相不動の中でも茅葺の屋根を持った札所は少ない。参拝と朱印は本堂内となる。
【写真右】は、通りからの参道と緩やかな石段、茅葺の山門で周囲の自然に溶け込んでいる。左は本堂右手の高台に建つ観音堂で、十一面観音を安置し旧小机領観音の15番札所となる。横浜ブルーラインの新羽駅からもほど近い。
































【写真上】は10番・福聚院と「高貴山」の扁額。山門から境内まで奉納された御開帳旗が立つ。縁起に寄ると14番・三会寺末で本尊・不動は運慶作と云う。本堂左手には大日堂がある。
【写真左】は、駐車場からの石段と山門で黄色いレンギョウが咲いている。写真右は境内に咲くコバノズイナの群生で綺麗な白い花を付ける。また寺前の路地を南にくねりながら上り下りすると5分程で11番の観音寺に着く。路地を西に進むと中原街道に出て南に進むと12番の東漸寺に向かう。
【写真上】は11番・観音寺。奉納された旗、本堂周りの五色の幕、回向柱とお不動さまとのご縁綱など御開帳の雰囲気が漂う。本堂右手のテントでお茶などのご接待を受けた。
【写真右】は、前の県道12号から奥に続く参道で両側の大きな木々の間を進むと本堂に続く石段がある。写真左は本堂左手に建つ不動堂だが、御開帳時期だけ本尊不動を本堂に移し内陣で参拝出来る。また県道を西に進み、佐江戸交差点近くにある12番の東漸寺も近い。