◆神奈川・東京・埼玉・千葉に点在する 関東三十六不動霊場と御朱印や御姿などを紹介しています<p5/6> 札所25番〜30番













 

【写真左上】は25番・永昌院と寺名の標札。不動堂は2階にあり正面の賽銭箱の上に梵鐘が下がる。内陣で朱印を頂く間に参拝となる。護摩壇の上には天狗面が掲げられているが、群馬からと聞いたので、沼田の天狗様(弥勒寺)から招来したものであろうか? 内陣左手からは下の阿弥陀堂に降りる階段があるが staff only。天井の升目には多種の花が描かれている。
【写真上】は1階の阿弥陀堂で、標札には「大津市三井寺山内名刹−大本山円満院門跡寺中」とあり寺格が伺える。11/3からは提灯も下がる。階段脇のモミジは11月後半に赤く染まる。また寺の向かい側から西新井循環バスに乗ると26番・西新井大師へは便利である。






西








 

【写真左上】は26番・総持寺不動堂で、本堂左手に建つが、回向柱とお手綱が無ければ気が付かない。御開帳時期でも内陣での参拝は不可。扉の隙間からとなる。各種朱印は本堂2階の裏手にある朱印所で頂く。境内には書院、光明殿などが建つ。また藤棚、牡丹園なども時期には見所となっている。
【写真上】は、西新井大師・総持寺本堂で、東国花の寺東京1番や関東88ヶ所の特別霊場も兼務している。開創は826年に弘法大師に寄ると云う。本堂裏手には弁天池、如意輪堂、弁天堂、奥之院などの伽藍が建つ。参道南側には環状7線が通り車でのアクセスも良い。鉄道では東武大師線で上野に続く。












 

【写真左上】は27番・本行院と「成田山」の扁額。山号の如く成田山新勝寺の川越別院となる。朱印は本堂左手の奥の建物で頂く。1階は信徒会館で、約18段の石段を上がった右手には、お賓頭盧さまが鎮座し、頭を始め体のあちこちが撫でられている為、光っている。また向背の龍や柱の獅子像には鳥除けの網がかぶせてある。
【写真上】は、六脚の山門を潜った右手にある金色の大五鈷杵とそれを囲むように並ぶ、四国霊場のお砂踏みでそれぞれの石碑は個人の寄進によるもの。境内には小江戸川越七福神の恵比寿天を祀る。また山門から南に進むと直ぐに28番の喜多院の参道となり便利である。
















 

【写真左上】は28番・喜多院と「潮音殿」の扁額。川越の寺院と云えば喜多院と云われる程有名で、本堂は慈恵大師を祀る事から慈恵堂とも呼ばれ、参拝者の途切れることは無い。広い境内は木々も多く、客殿や書院、慈眼堂や鐘楼門、多宝塔や番所、仙波東照宮や日枝神社など参拝場所も多い。新年はダルマ市、春は桜、秋には菊祭りなど行事も多種にわたる。
【写真上】は、境内の慈眼堂で、かつて徳川家に尽力した天海僧正が上野の寛永寺で入寂、その後、慈眼大師のおくり名が送られ、ここに厨子に入った天海僧正の木像を安置したとある。川越の町並み、グルメや寺院散策と見所が多い。

















 

【写真左上】は29番・洞昌院と「不動尊」の扁額。寺は国道140号・彩甲斐街道の射撃場入口から西に進むと左前方に天満天神宮と隣りに洞昌院が見えてくる。本堂の奥側には地蔵堂が建つ。
【写真上】は、本堂前の石段で両側には萩の群生が見られ、本堂の裏手も萩山になっており、約1万本の萩が咲く。前の駐車場からは釜伏山を含む秩父の山々が望める。石段までの長い参道両脇には木々が植えられていて、参道は枝がかぶって狭くなっているが寺の敷地ではないので…と云うが事情がある由。関東不動で一番西側に位置する。















 

【写真左上】は30番・総願寺と「玉剋R」の扁額。本堂周りには年男女の祈願奉納板が張られ、芸能人の名も散見できる。右手には大日堂、客殿、本坊と建物が続く。毎年9月には斉燈護摩が行われ火渡り式も有名。
【写真上】は山門で、渋い黄金色をしており、長押も四すみの龍も皆同じ色に塗られている。境内は平成の大改修で、山門、大日堂、回遊式庭園、緑化修繕等が進められている。寺の直ぐ北東部には不動岡公園など憩いの場や、北側にはコミュニティセンターがある。車では東北道加須ICから5〜6分と近い。更に西に進むと遊園地と農業体験ができる「むさしの村」もある。