◆那須地方に点在する 那須三十三観音霊場と御朱印や御姿などを紹介しています。<p3/5> 札所15番〜21番

















本尊・白衣観世音
 【写真上】は、宗源寺と "宗源禅寺"の扁額。本尊の白衣観音は文化財指定と云う。左手の庫裡の接待所では気さくに巡拝者を迎えてくれる。また山門の仁王像はお腹がぽっちゃりして微笑ましい。
【写真右】は、境内の桜の大木と右側を南北に東北新幹線の高架と下に宇都宮線が通っている。寺は西那須野駅から4,5分と近い。


















本尊・准胝観世音
 【写真上】は、雲照寺で15番・宗源寺から10分程にある。本尊は大日如来。山門は四脚門で両側は透かし塀である。また参道正面には杉の木立がある。
【写真右】は、境内に安置される准胝観音石像で、彫りはかなり細かく約1mの童子像の上に2m超の准胝観音が鎮座する。手前には屋根付き線香台や十善の鐘がある。

















本尊・聖観世音
 【写真上】は、長泉寺と "沼瀧山"の扁額。本尊は薬師如来で関東91薬師73番となる。本堂前の献灯や松の枝ぶりが特徴である。
【写真右】は、本堂左手に建つ法楽殿で薬師如来を安置し堂内で朱印授与を行う。南側には、ミヤコタナゴの保護池があり東側には温泉神社がある。


















本尊・施無畏観世音
 【写真上】は、月江山 慈雲寺 實相院と称す。扁額は "無相"。境内には多種の花々が咲く。入口に建つ赤い四脚門は、屋根に矢板の石瓦を使用し、大田原市指定の文化財となっている。
【写真右】は境内に建つ鐘楼堂で脚のデザインが面白い。近くには与一温泉施設があり、箒川を挟んで札所が点在する。

















本尊・聖観世音
 【写真上】は、金剛寿院と寺名の扁額。創建は奈良時代と云われ、百ヶ寺もの末寺を有した大本寺で、十万石の寺格であったと云う。本尊は不動明王を安置す。また境内の大銀杏は市の銘木に選ばれている。
【写真右】は、金剛寿院山門と "宝持山"の扁額。右手に潜り戸が付いており、標札の大本寺に相応しい格式の高さを伺わせる。


















本尊・十一面観世音
 【写真上】は、宝寿院 "月桂山"の扁額。所蔵の阿弥陀如来と脇侍は県の文化財に指定されている。開創は1443年とも1233年と云われる。
【写真右】は、境内右手の庭園と洗心池できれいに整備されている。周辺には17〜21番の札所が点在しており各10分程度と近い。また北側には温泉神社がある。
















本尊・聖観世音
 【写真上】は、頂蓮寺と寺名の扁額。創建は1498年とされ、本尊は大日如来を安置する。脇侍の聖観音立像が那須観音の本尊となる。
【写真右】は、頂蓮寺山門で明王山の扁額が掛かる。太い梁が重厚感を出している。近くには箒川が流れており、その南北に那須の札所に点在する。