−奥多摩新四国八十八ヶ所遍路−
札所11〜15番までを紹介
9番・長光寺境内にある慰霊堂で、
中に他の仏様と共に石仏が安置されている。
周辺には、7番の宝光寺や38番の安楽寺などの札所が点在する。
札所11番 儘多屋 <薬師如来>
◆11番は、青梅市 小曽木5の
岩蔵温泉郷の中にある旅館・儘多屋が管理している。
道向かいの下にある池のほとりに大師堂がある。
ふくろうの朱印が面白い。
周辺は小高い丘に囲まれ、15番・常福寺、25番・小曽木一丁目会館、
51番・石倉院などの札所が点在する。
札所12番 籠岩(日原鍾乳洞近辺) <虚空蔵菩薩>
◆奥多摩町日原にある12番の石仏は、
以前、鍾乳洞入口の近くにある燕岩付近の林道沿いにあったが、
近年、崩落防止壁面工事のため、
少し先の籠岩にある61番の石仏のそばに移動した。
朱印は、鍾乳洞入口受付で管理。12番・30番・61番の3つがあり、自分で押す。
赤のスタンプ台なので、朱肉持参が良い。
◆2013年半ば、籠岩への道路が崩落防止工事のため通行禁止となり、
2018年11月に籠岩まで行けるが
その先は関係者以外通行禁止である。
札所13番 梅林山 天澤院 <十一面観音>
◆青梅市梅郷4にあり、「梅の公園」から少し入ったところにある。
昔、大師堂は本堂裏手の山の上にあったそうだが
急坂のため参拝や管理が困難ということで、
本堂の並びに移築され、参拝も便利になった。
札所14番 吉岡家 <弥勒菩薩>
◆14番の大師堂は、瑞穂町長岡1丁目の東善院近くにあって、
お堂の中も周りも綺麗に整備されている。
朱印は堂内にあり、自分で押す。
また、簡単な資料や記帳、線香、菓子、大師巡拝用納札なども用意され、
巡拝者への心遣いが感じられる。
年末にはミカンまで用意されている。
石仏右側の写真は、この札所を受けた吉岡夫妻。
札所15番 萬貴山 常福寺 <薬師如来>
◆岩倉温泉の北側にある常福寺(青梅市富岡3)は、
「関東91薬師8番」を兼務する。
毎年11月3日には聖徳太子祭で太子堂がご開帳される。
堂内では、5,6人の僧侶が読経する中を通りながら、
聖徳太子木像が拝観でき、
その際、境内から太子堂までゴザが引かれ、
ここで皆、履物をぬいで参拝をする珍しいスタイルだ。
近県からも大勢の参拝者が来て賑わう。