−奥多摩新四国八十八ヶ所遍路−

札所31〜35番までを紹介


紅葉の中を走る御岳山ケーブルカー

紅葉の中を登る御岳山ケーブル。
ふもとの滝本駅(407m)から、御岳山駅(831m)まで
高低差424mを6分で結ぶ。
更にその先を歩くと、札所26番と31番がある原島荘につづく。






31番・文殊菩薩         左から31番と26番の大師堂全景

札所31番 原島家 (御岳山) <文殊菩薩>

◆大師堂は、御岳山御師集落にある旅館・原島荘入口で、
参道の脇にあり、26番と並んで安置されている。
旅館が入り組んで立ち並んでいるが、
みな歴史を感じさせる。一番奥が原島荘。
中には都の有形文化財になっている御嶽神社御師の屋敷もある。
御嶽神社へは、この集落から上に数百段登ることになる。
左下の寺印は、「竹林密寺」写となっている。





32番・歓喜寺の大師堂           32番・十一面観音

札所32番 岸高山 歓喜寺 <十一面観音>

◆飯能市岩渕にある歓喜寺は通常無住で、
朱印依頼は寺総代長(山田氏)に連絡をとる。
5月〜10月の第一日曜日の午前中は
檀家が境内を清掃するので、伺えば朱印は頂ける。
また、春と秋の彼岸の休日には、
法事や墓参りの人のため本堂が開くので、伺えば朱印が頂ける。






33番・薬師如来           33番・宗禅寺の札所本尊。石仏ではなく木像である。

札所33番 医王山 宗禅寺 <薬師如来>

◆宗禅寺(ソウゼンジ)は、
奥多摩街道沿いの羽村市 川崎2にあり、近くには86番・永昌院がある。
本堂左側に薬師堂があり、中に薬師如来や観音菩薩と並び、
右手に33番が安置されている。
本尊は、開山所内ある2番と同じ木像。






34番の大師堂は持田家にある           34番・薬師如来

札所34番 持田家 <薬師如来>

◆青梅市梅郷4にある16代続くという持田家は、
13番・天沢院から北側に歩いたところにある小林梅園のそばにあり、
入り口の門には「梅鶯庵」の扁額がかけてある。
大師堂は、邸内南側にある急な斜面を登ると中腹にある。







35番・薬師如来              35番の大師堂は豊岡温故公園にある。

札所35番 豊岡温故公園 <薬師如来>

◆35番は入間市豊岡1-7にあり、
当時、高岡整形外科病院の道路向かい側の
丘の上にあった地蔵堂のそばにあったが、
昭和63年11月、区画整理事業のため、南側の豊岡温故公園内に移動した。
何も表示がないので、奥多摩札所の石仏とは気がつかないが、
2010年に「南無大師遍照金剛」ののぼりが奉納されて
札所の目印になっていたが2016年には無い。
朱印は、74番の蓮花院で管理。
左下の寺印は、「医王山鏡智院清瀧寺」写となっている。





札所26〜30番へ   札所36〜40番へ