−奥多摩新四国八十八ヶ所遍路−

札所51〜55番までを紹介


70番・梅岩寺の裏山参道に咲く曼珠沙華の群生

70番・梅岩寺の裏山に続く参道に咲くマンジュシャゲの群生。






51番・薬師如来          51番・石倉院の大師堂

札所51番 金峰山 石倉院 <薬師如来>

◆岩倉温泉から程近い
民家の間の細い道を上がっていくと石倉院があり、
その左側に大師堂が建つ。
寺院(青梅市小曽木5)は無住で、
朱印は、西側に少し離れた曹洞宗の高徳寺で管理。
入口に奥多摩51番・納経所の看板が立つ。
左下の寺印は、「熊野山」写、となっている。
これは、四国51番・熊野山 石手寺から取ったものであろう。





52番・金乗院の石仏          52番・十一面観音

札所52番 吾庵山 金乗院 <十一面観音>

◆山口線の西武球場前駅で下車。
右手奥に山口観音・金乗院(所沢市上山口)がある。
赤い山門をくぐり階段を上がると、茶店が並ぶ本堂前の参道に出る。
そこに52番を含む4組の石仏が並んでいる。
またその近くのお堂には、
奉納された等身大の白馬や、一枚板に彫られた数十頭からの馬の彫刻もある。





53番・阿弥陀如来          53番・仏眼寺の石仏

札所53番 王禅山 佛眼寺 <阿弥陀如来>

◆所沢市久米地区は、
広大な松ヶ丘住宅があり、その東側の斜面に仏眼寺はある。
近くには、新田義貞を祀る将軍塚や丘陵の散策路が多数あり、
休日はハイカーで賑わう。
石仏は、本堂左に併設の地蔵堂内に安置されている。







54番・金剛寺の大師堂        54番・不動明王

札所54番 青梅山 金剛寺 <不動明王>

◆青梅市天ヶ瀬の金剛寺は、枝垂れ桜で有名な寺院で、
その時期になると大勢の観光客が訪れる。
石仏は、本堂隣りの大師堂に安置され、御詠歌額も掲げてある。
近くには、43番・東光寺や70番・梅岩寺がある。
また、当寺は多摩新四国88ヶ所47番を兼務する。







55番・大通智勝仏            55番・清泰寺(飯能市)の大師堂

札所55番 清流山 清泰寺 <大通智勝仏>

◆清泰寺も2ヶ所あり、55番は飯能市中居にある真言宗の寺院。
周辺には28番・智観寺や東に進むと
57番・円泉寺、また高麗坂東33観音の寺院も点在する。
北に向かうと宮沢湖があり、湖畔一周(早足で約15分)の散策も良い。
本尊は、めずらしい「大通智勝仏」

また、納経帳では55番と56番の本尊が逆に書かれているが、
制作時に、同じ清泰寺というので、書き違えたと思われる。
ここでは墨書きをコピーして
右上の番号の本尊御影と合わせてある。






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