−奥多摩新四国八十八ヶ所遍路−
札所76〜80番までを紹介
多摩湖の上(カミ)貯水池。23番、79番、66番など周辺には多くの
奥多摩札所が集中している。
札所76番 世音山 蓮花院 <薬師如来>
◆大師堂は74番の近くにあり、
同じようなおしゃれな前掛けがかけられている。
また、蓮華院は、「武蔵野33観音18番」を兼務する。
ここから北に向かい、入間川を渡ると44番・根岸の明光寺へ続く。
札所77番 吾庵山 金乗院 <薬師如来>
◆77番は、金乗院本堂前の参道に並んでいる4組の石仏群の一つ。
52番と65番が十一面観音で、67番と77番は薬師如来である。
また、本堂の壁面には
インドから送られた「プレイグ・ベル」が108かけてあり、
手でベルを回し祈願しながら、本堂を一巡する。
寺印は「讃岐国道隆寺」で、左下に汚れのようなものが「写」となる。
札所78番 白部山 慶性院 <阿弥陀如来>
◆慶性院(東大和市芋窪)は、多摩湖の南側にあり、
多摩都市モノレールの駅にも続く。
また「多摩新四国88ヶ所41番」を兼務し、
周辺には、
「多摩四国88ヶ所」や「狭山33観音」の寺院も多く点在する。
札所79番 吾庵山 金乗院 <十一面観音>
◆金乗院には、奥多摩札所の石仏が5組あるが、
79番だけ本堂左手、杉木立がある上り坂の中腹の大師堂に安置され、
並びには鐘楼堂が建っている。
坂の下には閻魔堂や弁天池などもある。
この大師堂から上に進むと、多摩湖周遊の散策路や自転車道に続く。
札所80番 清水家 <十一面千手観音>
◆80番は、鳩ノ巣駅から雲仙橋を渡り、奥多摩町棚沢の坂下地区にあり、
清水工務店向かいの山を中腹まで登ると赤い大師堂がある。
時々地元の人により供物が上げられている。
朱印は、蔵のある清水久次郎宅で管理。
左下の寺印は、本四国80番と同じ「千手院」となっている。