◆神奈川、東京地方に点在する 武相二十八不動霊場と御朱印を紹介しています。<p5/5> 札所23番〜28番
【写真上】は23番・泉福寺と「平栄山」の扁額。本尊は不動で、阿弥陀・地蔵も祀られている。境内では奉納幡の向かいに仏旗もたなびいている。開帳時期は仏旗下に用意されたテントの休憩所にご住職が居られる時は、納経や古今のお話しも気さくに聞ける。【写真右】は境内の三佛堂で、薬師如来を真ん中に、千手観音、聖観音を祀り、その中の千手観音は准西国稲毛33観音26番となっている。寺は国道246号の中道馬絹からほど近い。また田園都市線の宮崎台駅からも10分ぐらいと便利である。































【写真上】は24番・円光寺と「来迎山」の扁額。本堂内陣で奉拝納経中、良い風が入り心が落ち着く。縁起に寄ると寺は来迎山弥陀院円光寺と称し、14番・三会寺の末寺で阿弥陀如来を安置する。
【写真左】は、境内のラベンダーセージで他にもシャクヤクなども咲く。寺の直ぐ東側には梅田川が流れ、北側を流れる恩田川に合流しその後は鶴見川と一緒になる。最寄り駅は横浜線やグリーンラインの中山駅から線路沿いに歩いて15分ぐらい。
【写真上】は25番・正蔵院と寺名の標石碑。ご開帳時期だが、回向柱からの手綱のみで本尊参拝は不可である。縁起に寄ると22番・宝幢院の末寺で本尊・不動明王は伝教大師の作と伝わる。
【写真右】は正蔵院山門。すぐ隣りの自性院は、共に東海観音や玉川88ヶ所の札所である。前の大通りは産業道路で直ぐ南側の大師橋(写真左)を渡ると1番の川崎大師へと続く。南側の多摩川沿いには緑地が広がっており区民の憩いの場となっている。






























【写真上】は26番・光明寺と「遍照山」の扁額。一階は法要殿で二階が本堂となっている。内陣の四方には欄間があり、弘法大師の生涯を表した14枚の場面が表されている。ご縁があればご住職の説明が聞ける事もある。御開帳中は本堂前で檀家による巡拝者へのご接待が行われ、しばし喉を潤す。
【写真左】は、本堂右手からの緩やかな上り参道で色んな花木が植えられている。本堂正面からだと一気に石段を上る事になる。南側の丘の向こうは9番の西方寺に続く。車では数分の距離である。
【写真上】は27番・成就院と寺名の扁額。扁額は近年きれいに化粧直しされている。本堂向拝には白地に智山派の桔梗紋が染め抜かれ、本堂は五色の幕が張られている。正面には回向柱と手綱、それに沢山ののぼり幡が奉献されている。
【写真右】は、寺の山門で屋根が重厚な造りとなっている。交通はJR南武線川崎新町からも近い。寺の周辺は川崎大師を含め、東海観音霊場が多く点在する。写真左は境内に咲くホトトギスの花で小さいが可憐に咲く。他バラなども綺麗である。



























【写真上】は28番・金剛寺と「高幡山」の扁額で武相不動の結願所となる。開帳期間は5月1日〜28日であり次回は12年後となる。本堂前には線香所があり右手に各種護摩・祈願等申込み窓口がある。
【写真左】は本堂奥側の不動堂で、丈六不動明王を安置し、近くでの参拝ではその大きさに圧倒される。また山内に設けられた88ヶ所巡りも、木々の間を上り下りし、五重塔(写真右)を見ながらの散策で良い。また境内奥の大日堂も木陰と共に静かに参拝でき心が落ち着く。また門前そばも良い。