◆札所23番の千光寺で、新発田市五十公野地区にあり、本尊・千手観世音を安置する。周辺は寺が密集し、北西に数分進むと24番の白蓮寺も近い。雪対策で重厚な屋根となっている。

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山号 寺院名 宗派 本尊 住 所 (新潟県) 他の札所
1 寺社山 福隆寺 真言宗 千手観音  阿賀野市寺社甲1853 四国40
2 臨澤山 観音寺 曹洞宗 聖観音   〃  草水751 -
3 - 切畑の観音堂 - 十一面観音  五泉市切畑18    備考) -
4 雷電山 東光院 真言宗 正観音   〃 水戸野69-1 -
5 雲栄山 永谷寺 曹洞宗 聖観音   〃 川内1430 -
6 龍形山 正円寺 真言宗   〃 村松甲6335-1 四国42,越後31
7 龍雲山 興泉寺 曹洞宗 千手観音   〃 錦町2-35 -
8 錫杖山 延命寺 真言宗 聖観音   〃 丸田115 -
9 大悲山 普談寺 十一面観音  新潟市秋葉区朝日2560 四国41,越後30
10 福聚山 観音寺 曹洞宗 聖観音   〃 秋葉区新町2-5-51 -
11 - 満願寺の観音堂 十一面観音   〃 秋葉区満願寺   備考) -
12 隆明山 大栄寺 聖観音   〃 江南区沢梅3-3 -
13 揚揮山 法憧寺   〃 江南区小杉1101 -
14 虎岳山 東陽寺   〃 江南区大渕998 -
15 広喜山 長安寺   〃 北区長戸呂777 -
16 桃源山 養広寺  阿賀野市駒林1768 -
17 玉峰山 西福寺   〃  下条町5-23 -
18 - 多賀社の観音堂 - 十一面観音   〃  百津898   備考) -
19 台現山 鑑洞寺 曹洞宗 聖観音   〃  笹岡1390-1 -
20 五頭山 華報寺   〃  出湯794 -
21 慈鳳山 釈尊寺 馬頭観音   〃  下ノ橋264-1 -
22 - 女堂の観音堂 如意輪観音   〃  女堂    備考) -
23 補陀洛山 千光寺 千手観音  新発田市五十公野5021  備考) -
24 岩井山 白蓮寺 十一面観音   〃  五十公野1856 越後28
25 宝珠山 相圓寺 千手観音   〃  中央町2-2-5 -
26 福聚山 興善寺 聖観音   〃  道賀111 -
27 聖籠山 寳積院 真言宗 十一面観音  北蒲原郡聖籠町諏訪山578 越後29
28 - 内島見観音堂 - 正観音  新潟市北区内島見90   備考) -
29 明白山 見龍寺 曹洞宗 千手観音  新発田市岡屋敷554 -
30 鷲林山 徳昌寺  阿賀野市村岡1386 -
31 金峰山 東陽寺 聖観音   〃  船居1117 -
32 祥端山 大雲寺   〃  外城町14-26 -
33 能満山 長楽寺   〃  北本町4-41 -
如意山 乙宝寺 真言宗 如意輪観音  胎内市 乙1112 四国38,越後26
【他の札所】欄で、四国=越後88ヶ所、越後=越後33観音の各霊場。
-備




image14 この札所は元文年代(1736〜)将軍吉宗の頃、水原町(現在は阿賀野市)の
長楽寺第17世住職 如霖道実和尚により創設されたものとされる。

【 備 考 】
◆ 3番 切畑の観音堂は無住。朱印は堂向かいの星野忠宅で。
◆18番 多賀社の観音堂は、無住。朱印は近くの樋口東洋宅で。
◆22番 女堂は無住。朱印は天樹寺で。
◆23番 千光寺は通常無住。朱印は参道入口近くの石黒宅で、また
      墨書きと管理は新潟市北区太郎代の金龍庵で。
◆28番 内島見の観音堂は無住。朱印は近くの川崎博宅で。
寺 院 御 詠 歌
福 隆 寺  柳島 願いをかけて 来る糸の 絶えぬ誓いを 頼むものかな
観 音 寺  草水(くそうず)を 分けて訪ねる 月かげの 観音寺裏の 鐘のひと声
切畑の観音堂  心から 鈴のおだまき くり返し 輪廻の綱も 切り旗の堂
東 光 院  尋ね来て 我もみととの 法(のり)の庭 罪もさわりも 嵐吹くなり
永 谷 寺  結ぶ手に 清き流れの 川内とて 藤井の水も ここに住むなり
正 円 寺  名にしあふ 松のむらたち 色そへて 霞む春辺や ふだらくの山
興 泉 寺  名も高き 泉の寺の 庭の苔 つゆ岡寺の 数を結べり
延 命 寺  参るより なほいく度も 誓ひして 心まるたの 山ぞ春けき
普 談 寺  祈るから 今は残らず 身の罪を 旭の里の 霜にたとへて
10 観 音 寺  よもすがら 月はやま屋に かけさえて 新津河せの 波のしらけし
11 満願寺の観音堂  逆縁も 洩らさず救ふ 渡り川 船は仏の 誓いとぞ知る
12 大 栄 寺  みなかみは 月瀬に渡る 阿賀野川 沢梅(そうみ)の岸へ かよふ松風
13 法 幢 寺  巡りあふ 浮き木の川の 縁なれや 法の幢(はた)ふる をちこちのみち
14 東 陽 寺  永き世の 闇を仏の 照らすにぞ 曽根のみぎはに 明くるしののめ
15 長 安 寺  かげたのむ 仏の誓ひ 世々を経て ながやすでらの 杉の村たち
16 養 広 寺  わくらはに 仏の縁ぞ 三千年(みちとせ)に 実なり花さく なにぞ添へける
17 西 福 寺  玉木はる 其のうき時を 祈るにぞ 西をしる辺に 参る寺かな
18 多賀社の観音堂  ももたびも 百津(ももず)の森の み仏に 参る心は あく時ぞなき
19 鑑 洞 寺  春はただ 小笹混じりの 岡の辺の 千草の花や 錦なるらん
20 華 報 寺  尋ね入る 出湯の山路の 奥深き 嶺よりはるる 五頭の夕立
21 釈 尊 寺  しもの橋 庵におわす 観世音 救いまします 罪も病ひも
22 女 堂(天樹寺)  女堂 三つも五つも 八つ森の 西へ行く身は さわらざりけり
23 千 光 寺  月一つ 影は千里の 外照らす 天津雲井の 五十公野(いじみの)の秋
24 白 蓮 寺  仏にも 成るは心の 種なれや 岩に生えたる 松を見るには
25 相 円 寺  後の世の 種を新発田(しばた)に 植る身の 成れは仏の 誓ひなるらん
26 興 善 寺  唯たのめ しめじが原の 露の身を さしも道賀の 草の葉ずいを
27 宝 積 院  鷲鷹の 鳥屋の松山 待ちわびて たのむ木陰に 雨をもらさじ
28 内島見の観音堂  極楽の 外もかりして 内島見 わたす弘誓(ぐぜい)の 舟に任せて
29 見 龍 寺  尋ねゆく をしへの道は 岡屋敷 寺や浮き世の 外を知るらん
30 徳 昌 寺  鷲の山 あかつきごとに 鐘の声 常にうき世の 夢ぞさめけり
31 東 陽 寺  芦刈りし 浪花の浦を よそにして 参る仏の 縁は飯塚
32 大 雲 寺  紫の 雲のうてなも よそならん 此の大寺に 参る我が身は
33 長 楽 寺  谷汲(たにく)みの 流れも同じ水原(すいばら)に をさめてかへる 肩のおひずる
乙 宝 寺
 朝日差し 夕日輝く 乙(きのと)寺 入り相い響く 松風の音